太ってしまう。痩せられない。
その現実には必ず、絶対に、理由があります。
ですが太りやすい生活習慣や食習慣に慣れてしまうと、「なぜか太ってしまう」「頑張ってるのに痩せない」という思考になって、自分が抱えている問題に気づけないことがとても多いように感じます。
客観的に自分が太ってしまう原因を捉えないと、問題は解決しないまま。努力も無駄になりかねません。

そこで今回は、自身のダイエット経験、女性のトレーニングだけをお手伝いしてきて感じる傾向を踏まえて、太りやすいタイプをまとめてみました。ご自身に当てはまるものがないか？
目を逸らさずに笑、今一度向き合ってみてください！

TYPE１：情報錯綜タイプ

果物を朝食べると痩せる、砂糖はダメだけどハチミツだったら太らない、MCTオイルを摂取すれば痩せる…
などなど根拠不明の情報を信じていたり、または中途半端に間違った知識を持っているタイプ。
加えて、あの方法はどうなの？あの話は本当なの？と細かい点のハナシを気にする。
また、自分は生まれ持って太る体質だから残念だ、と体質のせいにしてみる人も多い。

解決策

どう考えても食生活を改善した方がベターなのに、運動で痩せようとして挫折しがち。
また“少食なのに太ってしまう体質なんだ”という勘違いをしている人もとても多いタイプなので、自分を客観的に見つめ直すことが最優先で必要です。
具体的には、【レコーディング】を強くオススメしたいところです。毎日決まった時間の体重・体脂肪の記録をつけることと、毎日口にしたもの全ての記録をつけること。体重や体脂肪のアップダウンと、食べたものとの関連性を客観的に見つめて分析してみてください。

TYPE２：自己評価高めタイプ

自分は結構ちゃんと出来ている、人よりやれている、と思っているタイプ。
基本的な知識は持っていて、マゴハヤサシイ食だから大丈夫、タンパク質はバッチリ摂れている、野菜もしっかり摂っている、添加物にも気をつけている、ウォーキングもしてる、16時間ファスティングだって取り入れている…！など、一つ一つの必要条件を満たしていると思い込んでしまっていることが多い。
“タンパク質バッチリ・野菜もしっかり”などの曖昧な基準になっていたり、謎にマイルール化してしまっていて、実際のところ全然必要条件を満たしていないことも。
私、人より絶対ちゃんとしてるのに痩せられないの…と思っている人は、多分このタイプ。

解決策

まずお伝えしたいことは、ちゃんとやれてたら、ちゃんと結果出てます。
思うような結果が出ないということは、求めている結果に対してやっている方法が合っていないということ。決して間違っているという訳ではなく、見直す必要があるということです。
このタイプの方にもやはり【レコーディング】を強くオススメします。客観的に自分をみて、お持ちの知識を照らし合わせ分析してみてください。勉強熱心な方が多いので、きっと課題が見つかるはずです。

TYPE３：食べ物依存症タイプ

料理を残してはいけないという意識に強く囚われているタイプ、食べるものが足りなくなることを不安がり多めに買ったり多めに注文したりするタイプ。お腹がいっぱいなのに、無理矢理にでも食べ切る人も多い。

解決策

上手に【残す】こと、【後でいただく】こと、【最初からちょっと足りないくらいの量にする】ことが必要だと思います。
自宅で残ったのなら冷蔵庫にしまえばいいし、そもそもいつも余るなら作る量をコントロールする。
外食でも足りなかったらまた頼む、くらいの気持ちで一回のオーダーを少なめにしたり、最初から「ご飯は半分にしてください」と注文する。
そんなに食べたい気分でない時に人から勧められたら「美味しそうですね！後でいただきます！」と、上手に断る。とにかく、仕方ないから食べちゃおう、という発想にいかないようにすることが重要です。

TYPE４：早食いタイプ

食べるのが早いタイプ。
麺類や惣菜パン、カレーなど、さっと食べられる一品完結ものが好きな人が多い。

解決策

柔らかいまたは食べやすい食べ物を好む人が多く、そういったものはあまり噛まなくても飲み込めてしまうので、満腹中枢に十分な刺激が伝わらず空腹感がおさまりにくくなります。満腹感もなかなか出ないので、お腹がいっぱいにならずどんどん食べられてしまう。
なので、一品ものではなく【定食ものなど品数のある食事】にすること、【噛みごたえのあるメニュー】にすることで早食いを防止することが得策です。
一回の食事の時間を最低でも15分、できれば30分目安に、よく噛んで、味わって、楽しんで食事をしてみるのが良いと思います。

TYPE５：空腹感音痴タイプ

特にお腹が空いていなくても同じ時間に、同じ量を、3食きっちり食べるタイプ。
お腹が空いている訳ではないのに、なんとなく口寂しいから…、後でお腹空いちゃいそうだから…という思考でおやつなどの間食をとってしまう人も多い。

解決策

痩せるホルモンを高めるために非常に重要なこと、それはお腹が空いてたまらない！という“飢餓感”を感じることです。なんとなくお腹すいたかもーではなく、めっちゃお腹すいた、もうお腹完全にからっぽ！！という感覚です。（目安は、お腹がなって1時間くらい経った頃と言われいます）
漫然と食べる癖があると次第に空腹感がわからない身体になってしまい、胃袋もどんどん拡張されて満腹感を得にくくなっていきます。
なので、【お腹が空いてから食べる】または、職場のランチ休憩など食事を摂るべき時間に【お腹が空いていないなら食べる量を減らす】。惰性でいつもの量を食べることをやめましょう。

TYPE６：体内リズム音痴タイプ

食事が不規則で、1日2食になることも多々あるタイプ。
朝食を摂らない人も多い。朝食抜きや昼食抜きが平常化していることが多く、夕食でガッツリ食べる。
日中忙しくてランチが軽くしか摂れなかったことを言い訳に、遅い時間にモリモリ炭水化物を食べることも。

解決策

このタイプの人は、とにかく夜のドカ食いを防がなくてはいけません。
そのためには、【朝食をしっかり摂る】ことと、【炭水化物は16:00以降は摂らない】こと。
体内時計を調整しつつ脂肪の合成を促すBMAL1は時間によって増減します。22:00〜2:00の間が最も多く作られるため太りやすく、逆に量が少なく太りにくいのが10:00〜16:00です。夕食は糖質も脂質も控えめにして、タンパク質と野菜類を多めにすることで対策しましょう。
【22:00以降は食べない】ことも最低限のルールです。

TYPE７：おやつ依存タイプ

満腹でもスイーツなしでは食事が終わらないタイプ。仕事帰りに、スーパー帰りに、決まってスイーツを買ってしまう。選びきれずに2個買ってしまって、結局どっちも食べる。
低糖質ならいいよね…低カロリーなら大丈夫だよね…食べた分動いてなんとかするか…食事の量を減らせばいいか…などというムチャクチャな発想を持つ人が多い。
明日からおやつやめる！！と心に決めても、まるで達成できない。

解決策

このタイプの方達はおそらく、甘いものをやめるのは相当な覚悟が必要で、ハードルが高いと思われます。
きっと、自力では無理です笑。
本当に結果を出したい・頑張りたいなら、食事管理のサポートを受けてください。本能やホルモン分泌を食事でコントロールすることでおやつ依存からは結構スルッと抜け出せます。
自分で頑張ってみよう！と思うなら、まずは【1回のおやつの量を減らすこと】。
一気食いしにくい個包装のものを選ぶ（大袋は絶対買わない）こと、買い置きしないことが大事な第一歩です。
そしてもう一つ、【量より質で選ぶこと】も重要。低糖質なら、低カロリーだから、という理由で選ぶと心が満足できず結果が出にくいので、どうしても食べたいものがあるならそれを食べたらいいと思います。

TYPE８：メンタル乱高下タイプ

仕事の忙しさを解消する方法、ストレスを発散する方法はズバリ、食べること。というタイプ。
普段は自制できることも多いのに、ストレスによって甘いものやジャンクなものが止まらず、そこそこ過食してしまう。過食した後は決まって自己嫌悪に陥って、自分の意思の弱さを責めて反省モードに入ってしまってなかなか抜け出せない。最悪、そこから「もういいか…」という諦めにつながることも。

解決策

これはなかなか付き合い方が難しいタイプだと思います。
まずお伝えしたいことは、たまに食べすぎても、どうこうありません！！だから大丈夫です。
【多少過食してしまっても“まぁたまにはいいじゃないの”】と、自分を肯定して欲しいのです。
そうすることで、明日からがんばろっと！的な切替が出来て、また普段の調整が出来るようになりやすいです。
あとは、ストレスを感じて食べたくなった時にスマホや手帳に【どんな時に、何を食べて、どんな気分になったかを書き出してみる】ことをオススメします。ストレス→食べたい→食べちゃう→気持ちの変化、この流れを可視化することで、傾向が見えてきて心をコントロールしやすくなると言われています。
そして可能なら、わーーー！もう食べたい！！となった時にちょっと一拍置いて、直ぐ手に入るものでその欲を満たすのではなく、次のお休みに美味しいケーキ屋さんに行こう！お友達とスイーツ食べに行こう！飲みに行こう！というように、【より満足度の高いものを口にすることを楽しみにその時の衝動を受け流す】ことができれば良いですね。5回に1回でもいいので、挑戦してみてください！

まとめ

いかがでしたか？
少々辛辣なところもあったかもしれませんが、私が感じる太るタイプはざっとこの8つです。
ご自身に当てはまるものはあったでしょうか？？複数に該当する人もいらっしゃるかもしれません。
（ちなみに太っていた頃の私は、TYPE 4・6・7・8のハイブリッドタイプ…！！半分当てはまっていたという衝撃の事実）
タイプがわかったところで、行動しなければ現状は何も変わりません。まずは出来るところから、一つひとつ解決策をトライしてみてくださいね。
困ったらお手伝いしますので、トレーニングの時にでもご相談ください！

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松本市パーソナルトレーニングジム＆ヨガスタジオstyle it. ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
代表 奥原あやみ
大町市生まれ、松本市在住。
アパレル系コンサル会社に務めていた34歳の時に6ヶ月間で20kgのダイエットを経験。
その後パーソナルトレーナー、ヨガインストラクター、整体師の資格を取得。
東京都南青山のパーソナルジム及び、全国展開の大手有名パーソナルトレーニングジム勤務を経て、2020年1月長野県松本市に“女性専用パーソナルトレーニングジム style it.”をオープン。年間1,400件ほどの女性のダイエット、トレーニングをサポート。